ASTとALTの診断方法

ASTとALTは健康診断や人間ドックなどで一般的に行われる検査です。会社などでの健康診断の結果項目を見ると、ASTとALTの項目があると思います。

 

ASTとALTは肝臓障害の有無を見ることができるもので、無自覚のまま症状が進んでしまう「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓の、健康状態を知る上で重要なものです。

 

では、そのASTとALTはどのように診断するのでしょうか。

 

血液検査による検査

 

ASTとALTは血液採取によって検査されます。ASTとALTは、正常時には体内の細胞内で活動しています。異常時になると細胞が破壊され、血液中に漏れ出します。ASTとALTが正常に活動しているかどうかは血液中の成分量で知ることができます。

 

検出方法

 

血液検査によって採血した血液を遠心分離機にかけ、血清と血球に分けた後、血清部分を分析器でASTとALTを検出します。ASTは赤血球中にも含まれているので、採血、分離するときに赤血球が壊れ若干数ASTが上昇する場合があります。

 

検出結果

 

血液検査によってASTとALTを検出した後、検査結果が出ます。ASTの基準値は8〜30で、ALTの基準値は4〜45です。この基準値は検査を行う施設や測定方法により異なります。

 

この数値より若干低い場合や高い場合は、まだ疾患の心配はありませんが、AST、ALTともに100を超える数値になった場合、何かしらの病気にかかっている場合があります。診断結果に基づき、生活習慣や食生活を見直したり、医療機関で適切な処置を受けましょう。

 

ASTとALTで判明するのは主に肝臓の疾患です。肝臓の疾患は初期症状が見られないので、検査結果の数値は肝臓の健康状態を知ることができる数少ない手段と言えます。