肝臓病と便秘の関係性

肝臓障害を持っている方にとって、排出が上手く行われない便秘は肝臓に悪影響を及ぼします。便秘は肝臓病にどのような悪影響を与えるのでしょうか。今回はその意外な関係性についてご紹介します。

 

便と肝臓の関係

 

便秘は腸内に便が溜まっている状態のことです。これが長期間続くと、便からアンモニアが発生し、血液中に入り込んでしまいます。

 

このアンモニアに対し、有害物質として肝臓の解毒作用が働き分解されます。しかし、便秘が続くと分解のこのサイクルも長期間にわたり、肝臓に大きな負担をかけることになるのです。

 

肝臓機能が低下している場合、アンモニアの分解が上手くされず、脳に障害を起こす肝性脳症を引き起こす可能性もあります。肝性脳症とは、精神的な起伏が激しくなったり意識の混濁が起こったりする病気で、放置しておくと昏睡状態に陥ってしまう意識障害です。たかが便秘、と言って放置しておくと、上記のような重篤な病気に繋がる恐れがあります。

 

便秘を防ぐためには

 

便秘を防ぐためにはバランスの良い食事を心がけることが大切です。また、毎日排便を促すことも重要になってきます。

 

そのために、朝食は必ず摂取し消化器官を刺激させ、その後すぐに排便するという習慣を付けましょう。排便の気配がなくても一定時間トイレに行く習慣を身につけましょう。

 

適度な運動をすることで体内の機能を活性化させ、排便を促すことができます。運動する時間がないという方は、無理に運動を始める必要はありません。日常生活の中でこまめに動くことを意識するだけで運動不足は解消されます。

 

便秘薬や浣腸にはなるべく頼らないようにしましょう。薬は肝臓に負担をかけます。あくまで自然に排出するように心がけましょう。便秘薬や浣腸はどうしても排便ができないという場合にのみ使いましょう。