健康診断でのASTとALTの見方

 

健康診断にはASTとALTという項目があります。これは肝臓障害の指標となる数値で、数値が基準値より逸脱している場合、肝臓機能に何らかの悪影響が出ている場合があります。今回は健康診断でのASTとALTの見方についてご紹介します。

 

ASTの数値

 

ASTの基準値は8〜30です。基準外は低値、高値と分かれます。低値は8未満の数値です。低値の場合は特に問題はありません。高値は軽度、中等度、重度に分かれます。軽度は30〜100、中程度は100〜500、重度は500〜となります。

 

ASTは後述のALTとセットで検査されるので、AST単独の数値だけでは肝臓障害の有無を診断することは困難です。しかし、ASTは身体の広範囲に分布されている物質なので、高値の場合は他の器官に疾患が出ている場合があります。

 

ALTの数値

 

ALTの基準値は4〜45です。基準値外は低値、高値と分かれます。低値は4未満の数値です。低値の場合は特に問題はありません。

 

高値はASTと同様に、軽度、中等度、重度に分かれます。軽度は45〜100、中程度は100〜500、重度は500〜となります。

 

ALTは主に肝臓の肝細胞に存在する物質なので、高値の場合は肝臓障害が疑われます。主な疾患として肝炎、肝硬変、脂肪肝があげられます。

 

ASTとALTを比較すると見た目に現れない病気の可能性が

 

ASTとALTの数値を比較することで目に見えない病気の可能性を示唆することができます。

 

ASTがALTより低い場合は、慢性肝炎、肝脂肪が疑われます。

ASTがALTより高い場合は、肝硬変、肝がん、心筋梗塞、筋ジストロフィーが疑われます。

 

AST、ALTのいずれかが中等度となった場合、治療が必要になってくるので健康診断での結果をしっかりと確認するようにしましょう。数値異常のまま放置しておくと重篤な病気に繋がる可能性があります。

 

ASTとALTの数値に異常が出たときの対処法